お空に帰る時のきもち


◆キッカケ

 

死生観については、皆さまそれぞれに、捉え方の違いがあるかと存じます。

 

これはあくまでも私個人の解釈でしかなく 「このような考えを持った アニマルハートリーダー」とご理解の上、読み進めて頂けると有り難いです。

 

~*~

 

私はこれまで飼った犬と「死」という形でお別れをした事がありません。(2014年当時)

 

高校まで過ごした実家では、犬やネコを飼っていませんでしたし、ご縁があって私の所に迷い込んで来た雑種犬コロンは、まだ仔犬の時に失踪してしまって戻っては来ませんでした。

 

こんな私が、死生観を語るには相応しくないのかな?とも思いました。

 

私にとっては、未知なる想像なワケで、『もし その時が来たら…』と思うだけで胸が張り裂け涙が溢れて来る…という、アニマルハートリーダーらしからぬ、情緒不安定な有様でもあります。

 

が…

愛犬ポポが今14才を迎え、足が震えたり、少し体力が衰えて来たその姿を見るにつけ、やがては来るであろう『その時』の、私の心の準備は必要だな…と、思い始めました。

 

ある夜、寝ていたポポが突然起き出して、パタパタと妙に小刻みな足音が聞こえてきました。

「ん?オカシイな?」と見ると、よろよろとよろめきながらトイレに行こうとしています。

前足も後ろ足も、全部おぼつかないのです。

こんな事は初めてで、私もポポもビックリしてパニック状態

でも暫くすると落ち着き、その後は全くよろめきもしていません。

 

たった1度の出来事でしたが、この時「もしポポが最後を迎えるとしたら、どうするか?」を、初めて真剣に考えました。

 

安らかに、眠るように、私の腕の中でその時を迎えて欲しい。

 

でも、痛みで苦しみもがいていたら、さて、どうするか?

 

…賛否両論あると思いますが…

獣医さんと相談した上、私の判断で、麻酔で静かに眠ったまま逝かせよう…と、考えています。

痛みに絶えかねていたら です。

その時は、自分もそばに居て、可能であればこの腕の中で…と。

 

そんな出来事の後、友人の愛猫が亡くなり、その辛さを乗り越えられた話を聞いた、ちょうど同じ頃のこと。

別の、同じく愛猫を亡くした友人から『ペットたちって、ホントは死をどう思っているのかな?』と素朴で且つストレートな質問をされました。

 

 

これまでペットの死について避けて来た私ですが、そろそろ向き合う時期が来たのでしょう。

友人の一言が、背中を押してくれました。

 

少々辛いテーマとなりましたが「勇気を持って 真正面から向き合おう」と思えたのは、友人の問い掛けがあったお蔭です。

 

様々なタイミングが重なった出来事たちにも、キッカケを作ってくれて感謝です

 

 

 


◆亡くなったチビに聞く

 

『死を迎える動物の気持ち』を聴くには、それを体験したコに話を聞かなければ本当の声とは言えないと考えました。

(当時)ポポは健在ですから「どのコに聴けば良いのやら…」と思いあぐね、教えて貰う事にしました。

 

教えてくれるのはアニマルコミュニケーションの指導者的役割を持つ、過去実在していた人物で今はスピリチュアルな存在の『アッシジの聖フランチェスコ』です。

 

するとナント!?

ポポに生まれ変わったチビと繋げてくれたのです

 

 

チビのご紹介

私が小学生低学年の頃、お向かいさんの外で飼われていたオスの柴犬。

 

学校帰りの私の姿を遠くに見つけると、ずーっと後ろ二本足で立って『おいでおいで』と前両足で必死に手招きしながら、待っていてくれるコでした。

 

一歩近付くと伏せをし、一歩近付くと足を放り投げ、もう一歩近付くとゴロンとお腹を見せて、足を上げてジッと待っています

そのチビのお腹を掻いてあげるのが、私の日課でした。

 

そのチビはある日突然、遠くの知人に引き取られて行った事を知らされて、挨拶も出来ないままお別れをし、その後2度と会うこともありませんでした。ワーワーと泣きじゃくった事を、今でも覚えています。

 

私に『動物は 死をどう思っているのか』教えてくれたのは、その時のチビです

  

 

******

 


◆チビに聞く…死についてどう思う?

 

  

「死は 怖いですか?」 

 

動物だって 死は怖い

でも 長生きをしたい とか 思わない

淡々と 死を受け入れている

  

 

「痛みについては?」 

 

動物は 我慢出来る痛みは 我慢をしている

本能的に 弱っている事実を 隠そうとしたい

声を上げる程 痛みのある時は 我慢の限界を超えている時

暴れる程の時は 自分でも どうしようも無い時

 

  

 


◆チビに聞く…その時どうすれば?

 

 

「静かに 衰弱するような時は?」

 

「大丈夫だよ」と 穏やかに言って欲しい

すると 動物は 死を覚悟出来る

長引かせずに 逝く事が出来る

 

「死なないで」「死んじゃイヤだー」と 必死に言われると

『もう少し 頑張らなくちゃいけないのかな…』と 覚悟が揺らぐ

飼い主の想いに 応えようとする

  

 

 

「痛みがあって 鳴く程の時は?」

 

「大丈夫よ」「大丈夫よ」と ただ それだけを静かに言って欲しい

『痛いけど 大丈夫なんだ!』と 励まされる

『死ぬことは 怖くないんだ!』と 覚悟が出来る

 

「痛いの?」「大丈夫なの?」と 聞かないで欲しい

痛いに決まっている から 問いかけないで欲しい

心の支えに なって欲しい

  

「死なないでー」と 言われると

『死ぬ事で 飼い主が悲しむから 死んではイケナイ』と思ってしまう

痛みをこらえている時は 辛い時間が長引く

こらえ切れないから 鳴いているのに この時が長引くのが 辛い 

   

 

 

「暴れる程 痛がっている時は?」

 

かなり辛い時でしかない

この時は飼い主が 死のタイミングを決めてくれても イイと思っている

出来れば 穏やかに逝く方法を 選んで欲しい

出来れば 最後まで そばで見守っていて欲しい

出来れば その時まで 抱きかかえていて欲しい

最後まで 「大丈夫だよ」と 静かに言って欲しい

 

謝らないで欲しい

「ゴメンね」「許してね」と 言わないで欲しい

「ありがとう」 なら 言って貰いたい

 

 

 

「最後の瞬間は 何か飼い主に伝えているの?」

 

ありがとう ありがとう ありがとう と ただそれだけを伝えている

 

 

 

「苦しんでいても?」

 

ココロは覚悟を決めているので 苦しんでいても 鳴き叫んでいても

意識がなくても そばに居なくても

『ありがとう』 と 伝えている

 

 

 


◆チビに聞く…お空に帰った後のこと

 

 

「その身体は どうすると良いの?」

 

焼いてくれて 良い

土に埋めてくれても 良い

  

 

 

「お骨を 家に置いておくのは?」

  

それを目にした飼い主が 悲しむから 置かないで欲しい

お骨をずーっと置きっぱなしにされるより 自然に戻して欲しい

土や 海に 自然に返して欲しい

   

 

 

「お墓は あると喜ぶの?」

  

無くても 良い

飼い主が お墓があってお参りする事を喜んでくれるのなら それで良い

お墓があって 悲しみが増すなら 無い方が良い

 

 

 

「ペットの合同のお墓とかは?」

 

どちらでも 良い

  

 

 

「家に 写真を飾っておくのは?」

  

写真を見て 悲しまないのなら 嬉しい

ただ 懐かしんで 想い出してくれるなら 嬉しい

 

 

 

「他に 何か飼い主が 出来る事は?」

 

悲しまないで 欲しい

「一緒に居てくれて 楽しかった ありがとう」とだけ 思って貰えれば

それだけで イイ

  

 

 


******

 

今回は、ここまでです。

 

チビと、話しをさせて貰って…

私は今まで「ペットたちは 飼い主の望むようにいる事が、ペットの望みなのだ」の様に、かなり偏った捉え方をしていた事に気付きました。

 

これまでアニマルコミュニケーションをした動物たちは、飼い主に『こうして欲しい ああして欲しい』と、あまり強く伝えて来なかったケースが多いからです。

 

でも、今回ばかりは違っていました。

『最後のわがまま』とでも言わんばかりに『こうして欲しい』と沢山伝えて来ます。

 

それは、飼い主を悲しませないように…という、飼い主に向けた想いゆえのわがままのような願いです。

 

改めて…

動物たちのココロの清らかさと、愛情の深さを、思い知らされたアニマルハートリーディングでした。

 

 

協力してくれた チビ ありがとうございました。

また、お手伝いしてね

 

  

 

(編集:2018.6.2)